MENU
MENU
  • HOME
  • Swingcrew Marketing Memo Room
  • 【マーケニュースクリップ】今後数カ月で、さらに多くのAI企業に“痛み”が訪れる――。「バリュエーションの第一人者」が警告(BUSINESS INSIDER JAPAN)

Swingcrew
Marketing Memo Roomスウィングクルー マーケティング メモ ルーム

2026.08.06
【マーケニュースクリップ】今後数カ月で、さらに多くのAI企業に“痛み”が訪れる――。「バリュエーションの第一人者」が警告(BUSINESS INSIDER JAPAN)

バリュエーション分析で知られるニューヨーク大学のアスワス・ダモダラン教授が、AI関連の調整局面では中小のAI企業が最も打撃を受けやすいとの見方を示しました。市場はすでに「AIのピーク」を過ぎたと見ているという指摘です。


出典媒体名:BUSINESS INSIDER JAPAN
記事タイトル:今後数カ月で、さらに多くのAI企業に“痛み”が訪れる――。「バリュエーションの第一人者」が警告
公開日:2026年08月06日
元記事URL:https://www.businessinsider.jp/article/2608-ai-stock-market-correction-dean-of-valuation-aswath-damodaran/


🔎 要点

  • ニューヨーク大学のアスワス・ダモダラン教授が8月3日(米時間)にCNBCに出演し、AI関連の調整局面で最も打撃を受けるのは中小のAI企業だと指摘。下落を乗り切る財務的余力が不足しているためとしている。
  • 市場は数カ月前に「AIのピーク」に達した可能性が高く、今後数カ月でさらなる統合と調整が進むとの見方。淘汰の際に注目すべきは大手ではなく中小企業だと述べた。
  • 7月を通じてメモリ・半導体株からの資金流出が起き、ラウンドヒル・メモリーETFは直近高値から36%、iシェアーズ半導体ETFは22%下落した(同記事、出典はYahoo Finance)。
  • 直近の株価反発については、ファンダメンタルズよりFOMO(乗り遅れへの恐怖)によるところが大きいとの見解を示している。
  • ハイパースケーラーはキャッシュフローと負債調達力からこの分野で最も守られた企業群としつつ、巨額のAI設備投資に対するリターンが低い状況への懸念にも言及。資本集約型企業への性格変化に伴うリスクを投資家が十分理解していないのではないかと述べた。

💡 運営者コメント

投資判断についてはここでは扱いません。マーケティング実務として読むべきは、「AIへの資本の熱量」と「AIの実利用の広がり」は別の曲線だという点です。株価サイクルは半年単位で反転しますが、検索や情報収集の入口がAIを経由する割合は、資本市場の気分とは別のペースで進みます。ここを混同して「AIブームが落ち着いたなら対応は後回しでいい」と判断するのは、我々の見立てでは順序が逆です。むしろ資金が引く局面こそ、派手な施策が減って、地味に整備してきた側の差が見えやすくなります。

より直接的に効いてくるのは、ベンダー選定の話です。中小AI企業の統合・淘汰が進むという指摘は、マーケティング部門が導入しているAIツールやSaaSの継続性リスクに直結します。記事作成支援、広告文生成、チャットボット、分析ダッシュボード──この数年で各社に入ったツールの多くは、まさに「中小のAI企業」が提供しているものです。サービス終了や買収による仕様変更で、蓄積したデータやワークフローが取り出せなくなる事態は現実的に起こりえます。導入時に、出力とデータをプレーンな形式で外に持ち出せるかを確認しておくだけで、この種のリスクはかなり下げられます。

これは我々が特定のAIモデル向けの最適化を勧めない理由と、まったく同じ構造の話です。自社の情報資産を、誰か一社の仕様の上に置かない。自社サイトに、機械が読んでも破綻しないテキストとして事実を置いておけば、どのツールが消えても、どのモデルが読みに来ても残ります。ツールは入れ替わる前提で選び、資産は自分の手元に置く。この分け方が、変動の大きい時期ほど効いてきます。

美容・健康の領域を18年見てきた立場から付け加えると、資本が集まって一斉に盛り上がり、その後に撤退が続くという流れは、この業界では何度も繰り返されてきました。ブーム成分にプレーヤーが殺到し、数年後に残ったのは、効果の根拠と説明責任を地道に積み上げていた事業者だった、という光景です。AI領域でも構図は似ていると見ています。派手さではなく、何を根拠にそう言えるのかを常に示せる状態にしてあるかどうか。AIに読まれる文脈でも、結局そこが残ります。


🔗 関連記事
ハイパースケーラー側のAI関連業績の実際についてはこちらで扱っています。
【マーケニュースクリップ】Microsoftは増収増益、AzureとAI需要が牽引 Copilot有料シート数は3000万超に(ITmedia NEWS)

国内でのAIインフラ投資の具体例はこちらで扱っています。
【マーケニュースクリップ】秋田に国内最大級のAIデータセンター 建設費は2兆円規模の見通し(秋田朝日放送)

日本企業側のAI導入と予算の実態はこちらで扱っています。
【マーケニュースクリップ】8月ロイター企業調査:AI利用、6割は「限定的」も過半数が予算増の見通し(ニューズウィーク日本版)

機関投資家の実際のポジションの動きはこちらで扱っています。
【マーケニュースクリップ】AI・ハイテクなど主力株、米機関投資家の第2四半期ポジションは小動き(ロイター)

 


※本記事は外部ニュースの要約・引用です。
当社の公式見解ではありません。投資判断を推奨するものでもありません。

ページTOPへ戻る