先週、S&P500は0.87%上昇し4,169.5ポイントで引けました。ナスダック100は、決算がまだ発表されていないアップルを除くGAFAM各社の好決算の恩恵を受け1.89％の上昇となっています。

第1四半期の決算発表については、先週4月28日（金）の引けまでにS＆P500のうち265 社が決算発表を終えています。今回の決算発表が始まる前の3月末の段階では、前年同期比で7.5％の減益予想でしたが、これまでのところ1.45％の減益と事前予想を上回る結果となっています。

https://media.monex.co.jp/articles/-/21863

メタ・プラットフォームズ（META）は、売上高、EPS、営業利益率、広告収入が事前予想を上回ったことが好感されました。同社のフェイスブックのデイリーアクティブユーザーは 4.1％増え20.4 億人、こちらも市場予想を上回りました。これを受け株価は1日で14％上昇、ここ1年間の高値を更新しました。今回の決算を受け、大手証券会社のアナリストは軒並みメタ・プラットフォームズ（META）の目標株価の引き上げを行なっており、現在の平均目標株価は264ドルとなりました。ここから1年間のリターンは20%と見ています。

マイクロソフト（MSFT）も全ての事業部門における売上高、EPS、営業利益が事前予想を上回り、株価は決算発表を受け1日で7.2％上昇しました。好決算を受けメタ・プラットフォームズ（META）と同様に目標株価の引き上げが相次いで行われています。最も高いアナリストの目標株価は350ドルですから、28日（金）の引値から見ると14％の株価のアップサイドを見ています。

アルファベット（GOOGL）も売上高、EPS、営業利益率、広告収入、YouTubeの広告収入、その他の売上も事前予想を上回りました。Googleクラウド、アザーベッツ部門（その他部門）は予想を下回ったものの、決算発表後株価は1日で3.7％上昇しています。アルファベットについても目標株価の引き上げが相次いでいます。目標株価は130ドルを超えたところも出てきていますので、ここから２割のアップサイドが期待されます。

アマゾン・ドットコム（AMZN）も、売上、営業利益ともにハイエンドのガイダンス予想を上回りました。クラウドのAWS部門も予想を上回っていたとのことで、株価は一時12％を超えて取引されました。しかし、その後のコンファレンスコールで会社側がAWSの売上の伸びが4月に入って減速したと発表し、株価は4％下落して1日を終えました。

※本記事は、スウィングクルーがピックアップしているマーケティング関連ニュースのクリップです。

スウィングクルーが発表しているニュースではございません。