米アップルは８日、米国で投資適格級社債を起債した。主要なインフレ指標が今週発表されるのを前に、企業が相次ぎ資金を調達している。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-08/RUCALHDWX2PS01

事情に詳しい関係者によれば、今回の起債は５本立てで総額52億5000万ドル（約7090億円）。当初予定の約50億ドルから規模を拡大した。最長の年限は30年債で、同年限の米国債利回りに108ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上乗せになる。上乗せ幅は当初、135ｂｐ程度と見込まれていた。

アップルが起債で調達した資金は一般的な事業目的に充当され、自社株買いや配当、運転資金、設備投資、買収、債務返済に使用される可能性があると関係者は述べた。アップルによる最後の起債は昨年８月で、自社株買いと配当の資金を調達するために55億ドル相当を発行した。

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