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- アマゾンの広告事業の成長率「絶対王者グーグル超え」、なぜ販売と広告の両輪が有効か
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デジタル広告市場のトッププレイヤーといえばグーグルだが、その市場シェアは現在縮小傾向にある。一方、シェアを急速に伸ばしているのがアマゾンだ。拡大の勢いは今後数年続くとみられ、市場シェアトップのグーグル、2番手のメタにとって脅威となっている。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/94755?page=1
米デジタル広告市場の構造
米国のデジタル広告市場は、2,000億ドルを超える巨大市場。この市場で長らく最大シェアを占めてきたのがグーグルだ。
Insider Intelligence/eMarketerは2021年10月時点で、2021年の米デジタル広告市場は、広告支出ベースで前年比38%以上の増加となり、2,000億ドルを超えると予想していた。
そのうち、「絶対王者」グーグルの市場シェアは2021年、28.6%と30%近い値だ。
一方、グーグルの市場シェアはこの数年、競合企業の追い上げにより下落傾向にある。
2019年の市場シェアは31.6%だったが、2020年に28.9%、2021年に28.6%に下落。また2022年に27.7%、2023年に26.4%とさらに下がることが予想されている。
グーグルのデジタル広告市場シェアが下がっている要因はいくつかあるが、中でもアマゾンの追い上げにある。
米国のデジタル広告市場の構造は、グーグルを含めた3社が2/3を占める状況。その3社とは、グーグル、メタ、アマゾンだ。残りの1/3はその他企業となる。
アマゾンの広告事業の成長率、グーグル、メタ超え
デジタル広告市場でのプレゼンス拡大が予想されるアマゾン、2022年4~6月期決算にも広告事業の好調ぶりが反映されている。
今期アマゾンの広告収益は、87億6,000万ドルと前年同期比で18%増となり、景気減速の影響を受ける競合を尻目に好調ぶりを示した。
18%増という成長率は、スナップの13%増、グーグルの12%増、ピンタレストの9%増、ツイッターの2%を超え、主要企業の中ではトップの数値。一方、フェイスブックは、同社初となるマイナス1.5%の収益減を計上した。
Eコマースプラットフォームを持つ強み
アマゾンのように直接販売できるEコマースプラットフォームを持っている企業は、今後広告事業においても優位になるとみられる。
アマゾン以外では、ピンタレスト(Pinterest)の動きが注目されている。
ピンタレストは、主にファッションやインテリアのコーディネーション写真などをシェアするソーシャルメディアとして発展してきたが、このところEコマース機能の拡充に多大な投資を行っている。
アマゾンやピンタレストの躍進で勢力図が変わりつつあるデジタル広告市場。今後の動きに引き続き注目したい。
※本記事は、スウィングクルーがピックアップしているマーケティング関連ニュースのクリップです。
スウィングクルーが発表しているニュースではございません。
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