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- 孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」
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「午前1時30分に寝て、午前4時30分ぐらいになると、勝手に脳が起こしてしまう。朦朧としたときにアイデアがでる。思いついたアイデアをノートに書いて、それをiPhoneで撮影して送信すると、約20人のチームが、24時間365日の体制で、5分以内にアクションすることになる。1年間で1008件の特許を出願した」としながら、「この1年間は、複雑な連立方程式のようなものを解いていたが、それが、今日の朝4時に解けた。やった!と思った。だから今日は、株主総会どころではない。うれしくて仕方がない」と、ジョークを交えながら近況を報告した。
「ソフトバンクの使命は、人類の進化である」――。
こう切り出したあと、「これ以上大きな旗印を掲げることはないというほど、大きく出たが、これを本気でやる。私がやるといったときにはやる」と強い口調で宣言した。
では、なにをもって、人類を進化させるのか。
「ソフトバンクは、ASIを実現する」と語る。
ASIは、Artificial Super Intelligenceの略称で、人間の知能を大きく超えた知能を持つAIの集合体であり、自己学習したり、自己進化を行ったりすることで、自ら知識や能力を向上するものになる。
これまで孫会長兼社長は、人間のような汎用的な知能を持った人工知能であるAGI(Artificial General Intelligence=汎用人工知能)については言及してきた。AIとAGI、そしてASIの関係を次のように説明する。
「AIは一部を機能化したものであり、AGIはAIの親玉みたいなものだ。人間が持つありとあらゆる考え方、知恵、知識を、全方位で、人間と同じか、最大でも10倍程度、上回ったものになる。AGIを目指すことが先端のAI研究者のテーマになっており、5年以内、場合によっては3年ぐらいでAGIの時代が訪れ、すべての人類の知恵を抜くことになるだろう。だが、それは一番賢い人間と同等のものであり、そこを目指しても意味がない。AGIが、脳の神経細胞のようにつながり、人間の1万倍賢くなる。それがASIである」と定義した。
「ASIは10年前後でやってくる。いまからの10年は、人類20万年の歴史のなかで、初めて人類が圧倒的に抜かれることになり、すべての常識が変わることになる」と指摘する。
「ASIは人間の英知の1万倍であるという指標を私が勝手に決めた」と語り、「孫正義が生まれた理由は、ASIを実現するためである。本気でそう思っている」と述べた。
「それを問いただすべきである。かつてギリシャの哲学者たちが問いただしていたように、根本的な物事を考えることは大切なことである。なんのために1万倍の知性を生み出したいのか。私は、昨年、父を癌で亡くした。絶望に暮れて、大泣きしたが、1万倍の知性があったら解決できたのではないかと思っている。いまは、母親は脳梗塞を患っているが、この課題を解決するにはAGIが実現する人と同じ1倍の知性では駄目である。自動運転も人を減らすということでは志が低い。事故を1万分の1に減らしして、事故で亡くなる人を減らすのであれば自動運転をやる意味がある。地震などの自然災害やパンデミックによる絶望からも救ってもらえる。隕石が飛んできて、地球が滅亡するという危機に瀕しても、1万倍の英知があれば解決できるかもしれない。次の氷河期を避けることができる。人が必要だと思うことを、ASIがやってくれることになる」と述べた。
さらに、「一人ひとりが、仮想空間に自分のエージェントをいくつも持ち、友人やパートナー、メンター、師匠といった役割を果たす。ヒューマノイドをはじめとして、生活のなかに完全に融合する時代が来る。ASIは避けることはできない。いまから積極的に使い、最大限に活用して、それを活用して、周りの人々に貢献してほしい」とも要望した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/
※本記事は、スウィングクルーがピックアップしているマーケティング関連ニュースのクリップです。スウィングクルーが発表しているニュースではございません。
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