リスティング広告とは
リスティング広告とは、Yahoo! JapanやGoogleなど、いわゆる検索エンジンで、検索されたキーワードに連動して表示されるテキスト広告のことです。
低予算から始められ、SNSマーケティングとともに、デジタルマーケティングの代表的な手法のひとつです。
リスティング広告のメリット
- 低予算から始められる
- ユーザーのターゲティング設定が簡単かつ高精度
- すぐに始められ、すぐに効果が出る
- 効果測定がしやすい
- 運用しやすく、いつでも停止できる
- 運用手法により、中小企業が大手企業に対抗できる
- 大手企業、中小企業に関わらず、世界のユーザーへ広告を出稿できる
低予算で始められる
リスティング広告は、クリック課金制が採用されており、自社が掲載した広告がクリックされた分だけ広告費を支払う仕組みになっています。
また一日の広告費の上限を設定することが可能となっていて、広告予算のコントロールがしやすくなっています。
月に数千円から始めることが出来るので、通常、広告のテストを低予算で行い、広告効果を上げてから予算を上げていきます。
ユーザーのターゲティング設定が簡単かつ高精度
ユーザーが検索するキーワード毎に入札を行っていく仕組みなので、上手く自社(および広告キャンペーン)に関連したキーワードに入札し、適切な入札額を設定していくことにより、自社に興味の高いユーザーへ広告を表示できます。
また、地域や時間帯、年齢や性別などのユーザー属性などを合わせて設定していくことにより、興味の高いユーザーのみに表示していく制度を高めていくことができます。
効果測定がしやすい
そもそも、GoogleもYahoo! JAPANも、広告管理画面が充実しているため、簡単に様々なデータを取得することが可能です。
また、リスティング広告は代表的なインターネット広告のため、効果測定のためにツールが非常に充実しています。
これらのツールを効果的に活用することにより、
- 広告掲載の費用対効果や
- 広告を見てもらいたいユーザーに適切に広告を表示させることができているか
- 広告素材、リスティング広告ではテキスト文章、が適切か
- クリックしたユーザー、つまり、自社サイトに訪問してきてくれたユーザーの属性が合っているか
- 広告文言と、最初に訪問してもらったページ(ランディングページ)が適切にマッチしているか
- 訪問してもらったユーザーが最終アクション(登録、資料請求、購買等)にどのくらい結びついているか
その他、様々なことを測定することが可能です。
そこから分析し、仮説をたて、さらに広告効果を上げていきます。
運用しやすく、いつでも停止できる
リスティング広告は、前述のようにツールが充実していて、高度な効果測定がリアルタイムで行えるため、他の広告手法と比較しても格段に運用しやすく、かつ、広告の停止、一時停止、再開、変更なども簡単にできる仕様になっているため、リスクを最小限に設定し、広告配信を開始することが可能です。
運用手法により、中小企業が大手企業に対抗できる
いくつか手法があります。
大手企業の広告キャンペーンは、予算が多い反面、獲得すべき目標値も大きくなりがちなため、必然的にターゲティングが幅広くなってきます。予算の少ない中小企業がとるべき戦術は、まずはターゲティングを十分に絞ることとなります。
具体的には、年齢、性別、地域などの属性設定や、大手が入札していないようなキーワードに集中していきます。
また、リスティング広告には、品質スコアという評価基準があり、このスコアを高めることにより、入札単価が低いままで、掲載順位を上げていくことが出来ます。
品質スコアとは、広告キャンペーン全体がユーザーにとって有益なものかどうかを判断している基準と言えます。
入札した検索キーワードと、広告の文言やキーワードの関連性や、広告のリンク先のページ(ランディングページ)のユーザーへの有益性および検索キーワードとの関連性などが高く、さらに登録や資料請求、購買などに至るコンバージョン率が高くなると、品質スコアが高くなる仕組みになっています。
これらを踏まえ、広告の文言、キーワードなどの工夫、ランディングページの工夫を、効果測定を行いながら高めていきます。
このように改善を繰り返し、運用することにより、大手企業に勝てる広告キャンペーンを行うことができます。これらはマスメディアにはない仕組みですが、リスティング広告では可能となっています。
大手企業、中小企業に関わらず、世界のユーザーへ広告を出稿できる
他国ユーザーへ広告を出稿するためには、今までは大きな準備と大きな予算が必要でしたが、前述した仕組みを他国へ設定するだけで、設定した国に配信することが可能です。
海外に住む日本人へ日本語で配信することはもちろんですが、自社製品を全世界へ各言語で発信していくことが可能です。
もちろん、広告文言だけでなく、ランディングページ等、言語対応をしなければなりませんが、海外ユーザーにとって魅力的な日本製品は数多くあります。スウィングクルーでは様々な状況に応じ、相談からプロデュースまで行うことが可能です。
リスティング広告のデメリット
人気の高いキーワードは単価が高い
特に中小企業の場合、基本的にターゲットを絞っていくため、潜在ユーザーには届きにくい
リスティング広告の効果測定ツールなどは非常に充実しているため、運用しやすさがあるが、効果測定に一定の時間を費やす必要がある。また、より高度な効果測定を行う必要がある場合、専門的な知識が必要になる。
人気の高いキーワードは単価が高い
リスティング広告は人気が高いため、検索されるニーズの高いキーワードは単価が高騰しています。対策としては、
前述した「品質スコア」の向上
ニッチなキーワードの発見
複数のキーワードを上手くかけ合わせる「キーワードマッチ」
さらにキーワードマッチを、「完全一致マッチ」「部分一致マッチ」「広告グループ一致マッチ」等の設定を上手く利用し、人気気ワードの単価高騰に対抗します。
特に中小企業の場合、基本的にターゲットを絞っていくため、潜在ユーザーには届きにくい
スウィングクルーでは潜在ユーザー向けのマーケティングは他の手法を優先することをお勧めします。SNSマーケティングや、SEO、コンテンツマーケティング、予算に余裕があれば、ディスプレイ広告、動画広告などブランディングマーケティングを全体的に構築していきます。
さらに広告予算に余裕がある場合、リスティング広告でも潜在ユーザー向けにキーワードを選定していく手法はあります。この場合、自社にデータがあれば、潜在ユーザーをターゲティングしていきます。自社にデータがなければ広告代理店等からデータを提供してもらい、設定していきます。
リスティング広告の効果測定ツールなどは非常に充実しているため、運用しやすさがあるが、効果測定に一定の時間を費やす必要がある。また、より高度な効果測定を行う必要がある場合、高度な知識が必要になる。
前述の通り、リスティング広告まわりのツールは非常に充実しており、効果測定から改善を行っていくための環境は揃っており、他の広告運用と比較すると圧倒的に運用しやすくなっています。
一方で、行わなければならない作業も増えてきています。今後AIに任せられる作業も多く予測されていますが、現時点ではそれほど多くありません。実際には担当者が毎日効果測定、分析、仮説、改善といった作業を毎日行います。さらに高度な測定分析を行う場合は、専門的な知識が必要になってきます。
どのくらいの時間、知識が必要になるのかはケースバイケースとしかいいようがありませんが、リスティング広告の場合、社内で行う場合と、広告代理店等の専門家に任せる場合と予算は変わりません。中小企業の場合、人件費を考慮した場合、専門家に任せたほうが安くなることが多くあります。
スウィングクルーでは、低予算から可能なコンサルティングを請け負います。
スウィングクルーでは、多くのリスティング広告を扱っています。様々なクライアントと様々な専門家と数多くのキャンペーンを扱っているため、低予算のキャンペーンでも請け負うことが可能です。
ご相談から承ります。お気軽にお問い合わせください。